Fe / H₂O / LUBRICANT ANALYSIS

測定値から、 次の保全判断まで 整理する。

Fe、H₂O、温度、油・グリース状態を設備の運転履歴と一緒に読み、事実、傾向、原因仮説、追加確認、改善優先度を技術見解書へ整理します。

QUICK SELECTION

試験名ではなく、今回決めたい保全判断から設計する。

継続運転、油交換、故障原因、対策選定、効果確認のどれを決めたいかを起点に、採油点、運転時間、補給・交換履歴、比較基準と再測定条件を揃えます。

SCREENING

Fe・H₂O・温度・外観

異常候補を早く絞り、継続監視、再採取、定量ラボ分析、停止点検の優先度を整理します。

現場スクリーニング
LAB / GREASE

油分析・グリース調査

水分、粘度、元素、粒子、酸化等を目的に合わせ、新品・正常機・過去傾向と比較します。

定量分析 / 新品比較
TECHNICAL OPINION

技術見解書と再測定

事実と推定を分け、緊急・短期・中期対策、追加確認、担当、再測定時期を実行項目へ落とします。

原因仮説 / 優先対策

REQUEST & REPORT

依頼前の準備から、報告書の内容まで。

分析値を保全判断へつなげるため、目的・採取条件・比較基準を先に揃えます。

REPORT STRUCTURE / 構成見本

技術見解書に、何が記載されるか。

実測値・顧客情報を含まない構成見本です。調査目的に応じて、以下の内容を整理します。

技術見解書の構成例
項目記載する内容判断につながる点
調査目的・前提対象設備、運転条件、潤滑剤、採取位置・日時今回どの判断を行うか
測定方法・結果方法、単位、値、写真、比較基準確認できた事実
傾向・原因仮説新品・過去値との変化、原因候補と根拠推定と確定事項を分ける
優先対策緊急・短期・中期の実行項目何から対応するか
追加確認・再測定未確認事項、担当、時期、同条件での測定対策効果と残る課題
  1. 01 事前相談設備・症状・決めたいことを共有
  2. 02 採取条件の確認必要量・容器・採取位置を決定
  3. 03 測定・分析現場測定と必要なラボ項目を実施
  4. 04 報告・再確認結果、優先対策、再測定条件を整理

試料量・容器・納期・費用は、分析方法と調査範囲により変わります。採取・発送の前にご相談ください。

CATALOG / PDF DOWNLOAD

潤滑油・グリース 測定・分析ガイド

Fe・H₂O、潤滑油・グリース状態の測定・分析から、技術見解と再測定までを整理したガイド。

PDF・全5ページ・別タブで開きます

潤滑油・グリース 測定・分析ガイドの表紙

潤滑油・グリース 測定・分析ガイド / 全5ページ

調査目的から選ぶ

試験名ではなく、今回決めたい保全判断から選ぶ。

最初に試験項目を並べるのではなく、「摩耗を知りたい」「水分を確認したい」「油交換の可否を判断したい」「グリース状態を見たい」「原因と対策の優先順位を決めたい」から調査を設計します。

鉄系摩耗の増減:Feスクリーニング+同一採油点・運転時間での傾向比較 水分侵入・結露:H₂O測定+必要時の定量ラボ分析。遊離・乳化・溶解と濃度域を区別 油の劣化・汚染・交換可否:新品基準、粘度、酸化、元素、粒子等から必要項目を選定 グリースの変色・硬化・混入:採取位置、使用時間、新品比較、異物・油分を確認 原因と対策の優先順位:測定結果に温度・音・故障履歴・侵入経路を統合した技術見解書

60秒で分かる調査設計

1. 継続運転・油交換・故障原因・対策選定・効果確認のどれを決めるかを定義 2. 設備、潤滑剤、採油点、運転時間、補給・交換履歴、異常発生日を整理 3. 現場スクリーニング、定量ラボ試験、または両方の段階調査を選定 4. 新品、同型正常機、過去傾向、管理基準の比較軸を決定 5. 事実・傾向・原因仮説・追加確認・推奨を分け、再測定時期を設定

優先を変える条件・適用限界

緊急時は現場測定を先行しますが、保全停止や高額判断には必要な定量分析を追加します。水分は油種・水の状態・濃度域に応じてKarl Fischer等の方法を選びます。ICPは溶解・微細粒子に有効ですが、大きな不溶性摩耗粒子を過小評価し得ます。ISO 4406の測定値と設備ごとの必要清浄度は分けて判断し、原因確定には温度・音・振動・点検・分解所見・侵入経路を統合します。

測定・分析の方法

速く傾向を見る、方法を決めて定量する、保全判断へまとめる。

1. 現場スクリーニング|Fe・H₂O・温度・外観

鉄系摩耗、水分傾向、温度、色・濁り・沈殿・臭いを現場で確認し、継続監視、再採取、ラボ分析、停止点検の優先度を整理します。

確認条件・適用上の注意を読む

複数台から異常候補を早く絞る巡回、対策前後を同条件で追う調査、ラボ項目の事前選定に適します。採油状態・採油口・フラッシング量・容器・順序、測定の単位・範囲・再現性・妨害・校正、運転・補給・交換履歴を固定します。法的証明や高精度定量、条件の異なるサンプル比較、Fe低値だけで大粒子・非鉄摩耗なしとする判断には単独採用しません。

2. ラボ油分析|水分・粘度・元素・粒子・酸化等

外部ラボと連携し、水分、動粘度、元素、粒子数、酸価、酸化傾向などから、油交換・ろ過・脱水・部品点検に必要な項目を選びます。

確認条件・適用上の注意を読む

目的を交換判定・原因調査・保証・トレンドのどれかに定め、ASTM/ISO等の方法、単位、範囲、前処理、粒径限界を確認し、新品・同型正常機・過去値・OEM管理値との比較条件を揃えます。目的や比較基準のない「フル分析」、油種・添加剤の違う元素値の単純比較、大粒子・グリース・異物をICPだけで完全評価する方法は避けます。

3. グリース調査|採取位置と新品比較

色、硬さ、離油、異物、水分、元素等を新品グリースと比較し、硬化・軟化・変色・流出、給脂周期、水・粉塵・異種グリース混入を確認します。

確認条件・適用上の注意を読む

給脂直後、新旧混合部、排出部、シール側、軸受側を区別し、製品、給脂量・周期、前回品、混合、洗浄、水・温度を記録します。汚れた布や工具からの採取、場所・使用時間が違う試料の直接比較、表面の少量だけで軸受内部全体を断定する方法は避けます。

4. 技術見解書|事実・仮説・推奨・再測定

測定値、採油条件、運転履歴、写真、温度・音・振動、故障履歴を統合し、確認事実、変化、原因仮説、確度・反証、追加確認、緊急・短期・中期の対策、担当・期限、再測定条件を分けて報告します。

確認条件・適用上の注意を読む

分析値はあるが行動順位が決まらない場合、複数設備・複数指標を同じ資料で説明する場合、対策効果を標準化したい場合に適します。測定法や採油条件が不明な過去値の同列比較、設備情報なしの故障部位・残存寿命の断定、対策後の再測定責任を決めない運用は避けます。

測定値は結論ではなく、保全判断の材料です。鉄分・水分の値だけで故障原因を断定せず、事実・推定・推奨を分けます。技術見解は故障しないことや残存寿命を保証するものではなく、根拠、前提、限界、追加確認を明示します。

用途別の調査設計

設備名ではなく、想定故障モードと保全判断から調査を組み立てる。

ギヤボックスの摩耗・水分:Fe+H₂O+必要時ラボ分析/油圧ユニットの汚染:粒子+水分+粘度等/コンプレッサー油の劣化:粘度・酸化・水分等/軸受グリースの早期劣化:グリース調査+超音波・温度/対策前後の効果確認:同条件再測定+技術見解書/原因不明の複合トラブル:現場スクリーニング→ラボ→補完診断→分解所見の段階調査。

相談から提案まで:1. 決めたい保全判断、設備、潤滑剤、異常履歴を確認 2. 採油点、運転状態、必要量、容器、採取手順、基準サンプルを決定 3. 現場測定・ラボ項目・補完診断を設計 4. 新品・正常機・過去傾向・OEM基準と比較して原因仮説を整理 5. 緊急・短期・中期対策と再測定条件を技術見解書にまとめ、効果を確認

相談時にあると判断が早い情報

設備メーカー・型式・潤滑箇所・容量・採油口、油/グリース製品名・粘度/稠度・使用時間・補給/交換、回転数・負荷・温度・運転状態、摩耗・錆・乳化・発熱・音・漏れ・フィルタ状態、今回の目的(継続運転/交換/原因/対策/効果確認)をご用意ください。

呼吸口からの水分対策:デシカントブリーザー軸部からの水・粉塵侵入対策:軸受保護・シール新油・補給油の混油対策:iCAN 潤滑油保管・移送潤滑剤の性能・用途再選定:高性能潤滑剤運転中の軸受・漏れ確認:UE Systems 超音波診断表面疲労・焼付き対策:OXISO 表面改質

よくあるご質問

Q. Feの数値だけで摩耗を判断できますか?

鉄系摩耗の変化を見る指標ですが、粒径、採油点、補給、運転時間の影響を受けます。大きな粒子や非鉄摩耗もあるため、傾向と他の分析・点検を併用します。

Q. 水分はどの方法で測りますか?

目的と濃度域により、現場スクリーニングとKarl Fischer等のラボ定量を使い分けます。油種、遊離・乳化・溶解状態、妨害成分も確認します。

Q. 1回のサンプルで交換可否を決められますか?

明確な異常やOEM限界があれば判断材料になりますが、通常は新品基準、過去傾向、運転時間、補給・交換履歴を合わせます。

Q. グリースも分析できますか?

可能な項目があります。ただし半固体で場所ごとの差が大きいため、採取位置、使用時間、必要量、新品比較を事前に決めます。

Q. 技術見解書には何が入りますか?

調査目的、設備・採取条件、方法、結果、傾向、原因仮説、確度・限界、追加確認、優先対策、再測定条件を整理します。

Fe・H₂O・潤滑油/グリース分析サービス案内

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試験項目が分からなくても、決めたい保全判断から設計します。

設備情報、油・グリース、使用時間、症状、過去データをお送りください。採取方法、現場測定、必要なラボ項目、技術見解書の範囲を整理します。測定・分析結果は採取条件、方法、設備情報と合わせて評価します。

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