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OMEGA ENERGY & RELIABILITY

摩擦損失を、
測定可能な省エネ効果へ。

編集・発行:有限会社ヴェルデ・トレーディングページ更新日:

オメガ高性能グリース・オイルで、低速・高荷重設備の摩擦トルク上昇を抑える。電流値だけで判断せず、kW・温度・振動・超音波・給脂周期をBefore/Afterで比較し、導入の正当性まで整理します。

省エネ設備信頼性PoC実証横展開

高性能潤滑剤を入れれば、必ず省エネになるわけではありません。

省エネ余地があるのは、油膜不足、境界・混合潤滑、過大な摩擦、発熱、飛散、給脂切れなどが実際の動力損失につながっている設備です。設備選定、適正粘度、適正量、比較条件の統一が揃って初めて、潤滑剤の差を工学的に評価できます。

重要:電流値の低下だけでは省エネの確証になりません。電圧、力率、インバータ周波数、生産負荷を揃え、原則として有効電力kWまたは生産量当たりkWhで確認します。
01 / ENGINEERING BASIS

なぜ、潤滑状態が電力ロスに結びつくのか。

モーターが供給する動力の一部は、ベアリング、ギヤ、チェーン、摺動部の摩擦によって熱へ変換されます。低速・高荷重・衝撃荷重では油膜が薄くなり、表面粗さの微小接触が増えるため、摩擦トルクが上昇しやすくなります。

摩擦による損失動力

Ploss = Tfriction × ω

摩擦トルク × 角速度。摩擦トルクが下がれば、同一運転条件で必要動力が低下する余地が生まれます。

01

油膜が薄くなる

低速、高荷重、衝撃、水・粉じん、給脂不足などで潤滑条件が厳しくなる。

02

微小接触が増える

表面粗さの突起同士が接触し、境界・混合潤滑の負担が増える。

03

摩擦トルクが上がる

回転や摺動に必要な力が増え、発熱と摩耗が進みやすくなる。

04

kW・温度・振動に現れる

モーター負荷、温度、振動、音、超音波反応として変化が顕在化する。

02 / WHY OMEGA

オメガが狙うのは、厳しい接触条件での摩擦急増を抑えること。

オメガは単に粘度の高い潤滑剤ではありません。基油、添加剤、油膜保持性、粘着・粘弾性、グリースでは増ちょう剤構造を組み合わせ、荷重が高い条件でも潤滑膜を維持しやすい方向へ設計されています。

EP

極圧・耐摩耗性能

油膜が厳しくなる高荷重域で金属接触とスコーリングを抑える方向に働きます。

FILM

油膜保持性

遠心力、荷重、衝撃が加わる条件でも、接触部へ潤滑膜を残すことを狙います。

TACK

粘着・粘弾性

回転部や摺動面から流出・飛散しにくくし、再潤滑までの状態安定に寄与します。

GREASE

油保持構造

グリースは増ちょう剤構造が基油を保持し、給脂部での滞留と供給を支えます。

チムケン極圧試験の正しい位置づけ

チムケン試験は、高荷重下での耐スコーリング性や油膜保持能力を比較するためのスクリーニングです。高い試験性能は「厳しい荷重条件に対応できる可能性」を示しますが、実設備の省エネ率を直接証明するものではありません。省エネ効果は、設備上でkW・温度・振動などを測定して確定します。

03 / TARGET EQUIPMENT

効果を狙いやすい設備と、慎重に判断すべき設備。

「どの設備へ入れるか」が結果の大半を決めます。摩擦が既に損失として現れている対象から優先します。

効果を検証する価値が高い設備

  • 低速・高荷重ベアリング、大型ピロー軸受
  • 減速機、ギヤボックス、ウォームギヤ、開放ギヤ
  • コンベア、チェーン駆動部、搬送設備
  • プレス、破砕機、圧延・連鋳周辺設備
  • 水、粉じん、スケール、衝撃を受ける軸受部
  • 起動が重い、発熱が大きい、電流が高めの設備
  • グリースの飛散・流出、給脂周期の短さが課題の設備

先に原因確認が必要な設備

  • 高速・軽荷重で攪拌抵抗の影響が大きい軸受
  • 油量過多、過給脂が疑われるギヤボックス・軸受
  • 芯ずれ、アンバランス、軸受損傷が支配要因の設備
  • 指定粘度、シール材、給油方式との適合が未確認
  • 旧油脂との混和性や増ちょう剤相性が不明
  • 負荷・生産量が大きく変動し、比較条件を揃えられない設備
04 / WHAT TO MEASURE

電流値だけでなく、動力・熱・状態・保全量をセットで見る。

一次指標は有効電力または生産量当たりのエネルギー。電流、温度、振動、超音波、潤滑剤消費量は原因と副次効果を裏付ける指標として扱います。

PRIMARY

有効電力・原単位

kW、kWh、kWh/t、kWh/サイクル。負荷差を補正した省エネ判定の中心です。

ELECTRICAL

電流・電圧・力率

Aだけでなく、三相電圧、力率、インバータ周波数を記録して比較条件を確認します。

THERMAL

温度・周囲温度差

軸受・ギヤボックス温度と周囲温度を測り、ΔTで熱負荷の変化を見ます。

CONDITION

振動・音・超音波

RMS、周波数成分、異音、高周波反応を確認し、摩擦・衝撃状態の変化を追います。

MAINTENANCE

給脂量・交換周期

1回量、年間使用量、給脂・交換間隔、作業時間を記録し、保全工数を評価します。

CLEANLINESS

飛散・漏れ・摩耗粉

清掃頻度、漏れ量、排出油脂の水分・スケール・摩耗粉を定性・定量で比較します。

測定条件を揃えることが、製品差より先です。

生産量、搬送量、回転数、VFD周波数、運転時間、暖機状態、周囲温度、測定位置、測定器を統一します。変動負荷設備では、単一瞬時値ではなく複数サイクルまたは一定時間の平均値とばらつきを比較します。

05 / PROOF OF CONCEPT

1台で実証し、採用根拠を作る5ステップ。

切替前後の条件を統制し、電気・機械・潤滑の三方向から効果を確認します。評価期間は設備の運転周期、グリースの置換、温度安定、負荷変動を考慮して設定します。

01

対象設備を選ぶ

低速・高荷重、発熱、電流上昇、給脂切れなど摩擦損失が疑われる1台を選定。

02

導入前を測定

同一負荷で複数回測定し、平均値とばらつき、設備状態、使用油脂量を記録。

03

切替条件を管理

混和性、シール、粘度、給脂量、洗浄・パージ方法を確認して適正手順で切替。

04

同条件で再測定

温度安定後にkW、電流、温度、振動、超音波、漏れ・飛散を再測定。

05

採用・横展開

効果、再現性、リスク、年間便益を確認し、同型設備へ段階的に展開。

切替直後の1点だけで判定しない

グリースでは旧品の残留、パージ、基油移行、給脂量の変化が安定までの挙動に影響します。導入直後、安定後、一定期間後の複数時点で確認し、異常温度・振動・シール変化がないことを採用条件に含めます。

06 / EFFECT CALCULATION

省エネ効果を、年間金額と回収期間へ変換する。

瞬時値ではなく、正規化したエネルギー原単位と年間運転条件から試算します。電力単価とCO₂排出係数は、契約条件と最新の使用係数を用います。

省エネ率

(導入前原単位 − 導入後原単位)÷ 導入前原単位 × 100

原単位例:kWh/t、kWh/個、kWh/サイクル。

年間削減電力量

平均削減kW × 年間運転時間 × 対象台数

稼働率と負荷率が変動する場合は運転区分ごとに積算します。

年間経済効果

電力削減額 + 保全工数削減 + 油脂量削減 + 停止損失回避

停止損失回避は発生確率を分け、確定便益と期待便益を混同しません。

単純回収期間

追加導入費 ÷ 年間純便益 × 12か月

追加導入費には油脂差額、切替作業、測定、洗浄費を含めます。

EVALUATION SHEET DOWNLOAD

OMEGA潤滑剤
導入効果評価・採用判定シート

採用検討設備のBefore/After、技術適合性、年間効果、投資回収、最終判定をA4横1ページに整理できます。社内の技術評価・稟議・承認資料としてご利用ください。

同一条件でのBefore/After比較 電力・温度・振動・超音波 年間効果・投資回収 採用・継続評価・再試験・不採用

黄色セルが入力欄、青色セルが自動計算欄です。電流値だけで判断せず、入力電力または正規化したエネルギー原単位を主指標としてご使用ください。

07 / FAQ

導入前によくある技術確認。

極圧性能が高ければ、省エネ効果も高いですか?

直接比例とは限りません。極圧性能は厳しい接触条件への適性を示す一要素です。実機の損失が摩擦に支配されている場合に、測定で効果を確認します。

電流値が下がれば、省エネと判断できますか?

電圧・力率・負荷・周波数の影響があるため、電流値だけでは不十分です。可能な限りkWまたは生産量当たりkWhで確認します。

既存グリースへそのまま継ぎ足せますか?

基油・増ちょう剤の組合せにより軟化、硬化、分離が起こる場合があります。混和性を確認し、必要に応じてパージや洗浄を行います。

高速軸受にも同じ考え方で使えますか?

高速域では粘度、量、攪拌抵抗、発熱が支配的になります。回転数、軸受寸法、給油方式から個別に選定し、過給脂を避けます。

省エネ余地のある設備を、1台から選定します。

設備名、モーター容量、回転数、負荷、使用油脂、給脂量、温度・電流の現状が分かれば、PoC対象と測定項目を整理できます。

本ページは一般的な技術解説です。実際の省エネ効果、潤滑剤適合性、交換周期、設備寿命は、機種、速度、荷重、温度、給油方式、既存油脂、シール材、運転条件により異なります。メーカー推奨条件と実機測定を優先してください。