設備条件から選ぶ OMEGA 高性能潤滑剤

油を変える前に、 寿命を決める条件を 見極める。

水、高温、高荷重、食品環境。必要な性能は、設備ごとに違います。OMEGAの工業用グリース/オイルを、荷重、速度、温度、水分、粉塵、給脂方法、現行油種から選定します。

OMEGA高性能潤滑剤と歯車・軸受のイメージ

水・高温・高荷重など、設備条件から適切な潤滑剤候補を整理します。

SELECT BY FAILURE MODE

製品番号ではなく、寿命を縮めている主因から選ぶ。

同じベアリングでも、水の侵入と高速発熱では第一候補が変わります。いま起きている流出、発熱、錆、飛散、残渣を入口にして候補を絞ります。

製品番号を、性能順位として並べません。

潤滑剤は「強い製品へ上げる」だけでは決まりません。速度、荷重、水、温度、材質、シール、給脂量、異種グリース混合の有無を確認し、現在の故障モードを最も減らせる組合せを選びます。

WATER / DUST / LOAD

水・粉塵・高荷重

OMEGA 57 / 77 / 95

一般耐水、粘着保持、塩水・腐食環境のどれを最優先するかで比較します。

HEAT / SPEED

高温・高速・熱履歴

OMEGA 22 / 51 / 71 / 85

高温・高速・低温起動を分けて考えます。51は高速回転モーター等の軸受を入口に、回転数、基油、増稠剤、給脂方式、給脂周期を確認します。

SLIDING / OPEN GEAR / SHOCK

摺動部・開放歯車・衝撃面圧

OMEGA 64 / 73 / 33

64はピン・ブッシュ、摺動部、集中給脂、チェーン。73・33は開放歯車や衝撃面圧を入口に、保持性、歯面速度、塗布方法、飛散条件を確認します。

FOOD ENVIRONMENT

食品設備・偶発接触

現行H1登録品から選定

最新登録、使用箇所、洗浄条件、温度、識別管理を確認します。

INDUSTRIAL OILS

ギヤ・圧縮機・チェーン

612 / 613 / 608 / 648 / 690ほか

用途、ISO VG、OEM指定、実油温、基油、シール材から絞ります。

60-SECOND SELECTION FLOW

60秒で確認する、潤滑剤選定の順序。

候補名を先に決めず、潤滑方式、主症状、運転条件、適合、切替評価の順で確認します。

1

方式

油潤滑かグリース潤滑か。給油方式とシール構造を確認します。

2

主症状

水・粉塵、熱、衝撃、飛散、食品環境から最優先課題を決めます。

3

条件

回転数、軸受寸法、荷重、実測温度、給脂量・周期、現行品を揃えます。

4

適合

粘度・稠度、基油、増稠剤、材料、規格・登録を照合します。

5

切替評価

旧油除去と混合適合を確認し、温度、音、漏れ、給脂量を再評価します。

LIMITS AND PRIORITIES

候補を変える条件と、潤滑剤だけでは解決しない範囲。

OEM指定油・規格がある

粘度だけ同じでも添加剤、摩擦特性、材料適合が異なります。設備メーカーの指定適合を優先します。

現行グリースへ継ぎ足す

増稠剤・基油の組合せで軟化、硬化、離油が起こり得ます。必要に応じて清掃・パージします。

温度が高い

滴点や短時間上限だけで決めず、実測温度、速度、基油粘度、給脂周期を合わせて判断します。

水が多い

グリース変更と並行して、シール不良、洗浄水直撃、結露、ブリーザーなど侵入源も是正します。

食品設備で使用する

NSF H1は偶発的接触用途の区分です。意図的接触を意味せず、最新登録と使用箇所を確認します。

効果を確認したい

変更前の温度、音、電流、給脂量、漏れ、外観、摩耗粉、水分を基準値として保存します。

GO DEEPER, WHEN NEEDED

必要な方だけ、製品群ごとの選定条件へ。

入口では判断の順序を短く整理し、製品群ごとの第一候補、外す条件、切替時の注意は詳細ガイドに分けました。

PRODUCT GROUPS

製品群・適用限界の詳細

水・粉塵・高荷重、高温・高速、摺動・開放歯車、食品環境、工業用オイルを、候補にする条件と外す条件の両方で確認します。

詳しい選定条件を見る

TECHNOLOGY GUIDE

OMEGAの潤滑技術

タック性能、ワイゼンベルグ的な粘弾性挙動、Megalite、適正量、効果確認を基礎から体系的に解説します。

潤滑技術を詳しく見る

PRIMARY SELECTION BY APPLICATION

設備・症状から見る一次選定。

以下は入口であり、適合保証表ではありません。実機条件、現行油、材料、規格を確認して最終選定します。

設備・症状
第一候補
確認してから決めること
製紙・圧延ロールで水と高荷重
57 / 77を比較
軸受速度、洗浄水、シール、給脂周期
船舶・海洋・塩水環境
95を起点に検討
塩分、材料、温度、漏出時の環境条件
高速モーター・ファン・乾燥機軸受
22 / 51 / 71 / 85を比較
実測温度、回転数、停止時熱だまり、再給脂
ピン・ブッシュ/キルン・クレーン
64 / 73 / 33を用途別に比較
摺動方式、面圧、給脂方法、歯面速度、周囲飛散
食品設備のベアリング
H1登録グリース
接触区分、洗浄、温度、色分け管理
圧縮機・真空ポンプ
613 / 615等
方式、ガス、温度、OEM指定、水分離
高温チェーン・塗装ライン
648等
温度、蒸発・残渣、塗装影響、給油量

関連ソリューション

潤滑剤の外側にある侵入経路、保管、測定、表面状態まで同時に確認できます。

CONSULTATION TO VALIDATION

相談から切替評価までの流れ。

01|現状確認

現行製品、設備仕様、故障履歴、給脂方法を確認。

02|条件整理

温度、水分、負荷、回転数、シール、保管・移送を整理。

03|候補照合

1~2製品群へ絞り、TDS、登録、材料、供給条件を照合。

04|試験設計

旧油除去、パージ、評価期間、中止基準を決定。

05|再測定

温度、音、給脂量、漏れ、外観、摩耗粉・水分を再評価。

相談時にあると判断が早い情報

設備情報設備名、メーカー、型式、潤滑箇所、軸受番号
運転条件回転数、荷重、連続/間欠、実測温度
環境水、蒸気、塩水、粉塵、薬品、食品区分
現行潤滑製品名、粘度/稠度、基油、増稠剤、給脂量
困りごと発熱、流出、硬化、摩耗、錆、飛散、残渣

CATALOG / PDF DOWNLOAD

OMEGA 高性能潤滑剤 総合カタログ

高荷重、高温、水分、衝撃荷重などの条件に対応するグリース・工業用オイルを収録。設備条件に合う製品の比較・選定にご活用ください。

PDF・全20ページ・別タブで開きます

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型番比較の後は、現行油、実油温、回転数、荷重、水分、給脂方法を添えてご相談ください。

OMEGA 高性能潤滑剤 総合カタログの表紙

OMEGA 高性能潤滑剤 総合カタログ / 全20ページ

FAQ

よくあるご質問

一番高性能なグリースを1種類に統一できますか?

設備条件が近い範囲では統合できる場合がありますが、速度、温度、水、食品区分、材料適合が違う箇所まで一律にまとめると不具合の原因になります。用途群を分けて統合可能範囲を決めます。

現在のグリースへそのまま継ぎ足せますか?

製品名だけでは判断できません。基油、増稠剤、稠度、添加剤、劣化状態を確認し、必要に応じて旧グリースを排出・清掃して切り替えます。

滴点が高ければ、高温設備に使えますか?

滴点は一つの指標です。連続使用では基油粘度、酸化、蒸発、軸受速度、給脂周期、停止時の熱だまりを併せて見ます。

H1登録品なら食品に触れても問題ありませんか?

H1は偶発的な食品接触が起こり得る箇所向けの区分です。意図的接触を意味しません。使用箇所、衛生基準、最新登録を確認してください。

切替効果はどのように確認しますか?

温度、音、電流、給脂量、漏れ、外観、摩耗粉、水分など、変更前に基準値を取り、同じ運転条件・同じ測定方法で比較します。

オメガグリス製品を室温10~28℃で保管し、未開封4年・開封後3年を目安に管理できますか?

元の容器(ジャバラ容器等)のまま屋内で保管し、直射日光・結露・水分や異物の混入を避け、使用後は速やかに密栓する方法は、概ね適切です。

この条件を社内の管理目安とすること自体に異議はありませんが、未開封4年・開封後3年にわたる品質・性能を当社またはメーカーが保証するものではありません。開封前を含む製造時点からの総経過期間も管理してください。

著しい油分離、硬化・軟化、水分・異物混入などが見られた場合は、使用を見合わせてご相談ください。必要に応じて、有償の性状分析により、ご提出いただいた試料の分析時点における状態を評価いたします。

TECHNICAL CONSULTATION

製品番号が分からなくても、設備条件から選定できます。

設備写真、現在の潤滑剤、温度、回転数、給脂周期、困りごとをお送りください。候補製品だけでなく、切替方法と評価項目まで整理します。

最終選定は設備メーカー指定、使用材料、現行潤滑剤、実機条件を確認して行います。効果は運転条件・整備状態により異なります。